【遊戯王マスターデュエル】サイバー流のすゝめ
【はじめに】
はじめまして。ビクセンという者です。
今回は凄まじい盛り上がりを見せているDCG『遊戯王マスターデュエル』にて私が勧めるテーマ、「サイバー・ドラゴン(サイバー流)」の記事を書いていこうと思います。
OCGの方でも長らく愛用しているデッキであり、基本的なデッキの動かし方や魅力はお伝えできると思います。この記事を読んで、サイバー流に興味を持っていただけたらとても嬉しいです!
書きたいことを全部書いてしまい、非常に長くなってしまったので、目次から必要な部分に飛んでください。
【サイバー流の魅力〜そもそもどんなテーマなの?〜】
「サイバー流」デッキは、アニメ「遊戯王GX」にてカイザーこと丸藤亮が使用していた、機械のドラゴンを主軸に戦うテーマとなっています。
ここからはサイバー流の魅力を5点、説明していきます。
①展開の難易度は低めだが、デッキを回転させる面白さも兼ね備える点
現状のマスターデュエルの最前線で活躍するデッキは、先攻1ターン目でデッキをフル回転させて制圧盤面を敷くデッキ(LL鉄獣、ドライトロン等)、先攻1ターン目で魔法・罠カードをたくさん伏せて妨害するメタビートのデッキ(エルドリッチ等)が多い印象を受けます。
前者の展開系デッキは展開ルートが複雑であり、特に初心者の方や復帰された方は展開ルートを覚えるのに苦労するかもしれません。
後者のメタビートはシンプルで使いやすい反面、遊戯王の楽しさの一つである「デッキをフル回転させてモンスターをたくさん展開する」ことがあまりありません。
これらと比較すると、サイバー流は比較的シンプルな展開をして戦うデッキです。しかし、メタビートというわけでもありません。「軽めのソリティアをしたい」という方におすすめできます。
②火力が高く、盤面をひっくり返す爽快感がある点
アニメでのカイザー亮の活躍をご覧になっていた方はご存知かもしれませんが、サイバー流はモンスターの火力が高く、火力の高い同じモンスターでの複数回攻撃で決着することなどザラです。
サイバー流のデッキタイプは先行で盤面制圧をして相手に何もさせずに勝つというより、相手の盤面を上から叩き壊す「後攻1ターンキル」で勝利を目指すビートダウンデッキです。
先攻制圧が流行している現在だと、「相手の盤面をいかにして切り崩すか」という面白さも生まれます。
また、後攻に振り切ることで相手の盤面を捲る汎用カードを予め採用しやすくなります。現状、最初のコイントスで負けると先攻を取られることの方が多いと思います。自分がコイントスで勝っても後攻を選択するため、「先攻取れなかったから負けた」ということはかなり減らせるはずです。
マッチ戦(2本先取)であるOCGではこのような偏った構築だと先攻後攻選択やサイドデッキで対策されたりしますが、現状のマスターデュエルはシングル戦でそれもなく、後攻に振り切ることで先攻を取ってくるデッキと対等に戦えます。
③先攻になっても最低限の妨害を構えられる点
相手も後攻1ターンキル狙いのデッキで、サイバー流を握るこちらが先攻になってしまった。
先攻はやることがない…とならないのもサイバー流の魅力です。手札次第では3妨害程度なら作ることができます。攻防一体でバランスが良いこともおすすめする理由です。
④1戦の時間が短く済む点
先攻でデッキをフル回転させるデッキでもメタビートでも言えること。それは「リアルで時間がかかる」ことです。例えばソロデュエルを進めるときは特に制圧盤面をしかずとも勝ててしまいますし、さっさと対戦をこなして報酬が欲しい時はこれらのデッキを使うのは面倒かもしれません。
また、「先攻で制圧して相手のリソースを尽きさせてから、2ターン目に殴る」都合上、ターンを跨いでしまいます。
サイバー流の場合、まずモンスターの展開時間が短めです。加えて火力も簡単に出るため、1回のデュエルにかかる時間が短いです。そして、後攻を選択するために(ソロではランダムですが)相手のターンを跨がず決着をつけることができます。あと、負ける時は本当にあっさり負けます(いっそ清々しい)。
「ターンを跨ぐか跨がないかとかそんなところまで気にしねえよ!」という方もいらっしゃると思いますが、DCGであるマスターデュエルは「気軽に、パパッと楽しみたい」という方も多いかなと思います。あんまり時間をかけず、気軽に楽しみたい方には、是非サイバー流を使ってみて欲しいです。
⑤エースモンスターがかっこいい点
デッキのエースモンスターであるサイバー・ドラゴン・インフィニティやキメラテック・ランページ・ドラゴン、サイバー・ドラゴン・ズィーガー…
どれもスマートな見た目の機械のドラゴンで、非常にかっこいいです。
特に、マスターデュエルではインフィニティに召喚演出がついていてこれまたかっこいい…
今回はデッキに入れられませんでしたが、アニメ版のエースであるサイバー・エンド・ドラゴンもめちゃくちゃかっこいいです。
カードのイラストの素晴らしさも、テーマの魅力の一つですよ!!
【デッキサンプル、及びカード解説】
〈2022/1/26追記〉
この構築にてランクマッチでプラチナ Tier 1に到達できました!
〜メインデッキ(モンスター編)〜
サイバー・ドラゴン・ヘルツ ×3
銀河戦士と組み合わせて使うことで、召喚権を残しつつノヴァ⇨インフィニティを立てる動きが強力です(通称:銀河ヘルツ)。詳細は動かし方の部分で後述します。
そのほか、ランページの効果で墓地に送ることで擬似的なサーチとして使ったり、機械複製術に対応している点も優秀。
もう一つの「自身のレベルを5にする効果」は、サーチを多用するためあまり使わない印象。「サーチ・サルベージ」か「レベル上げ」の片方しか使えないので注意。
手札を捨てると特殊召喚でき、攻撃力か守備力が2100のモンスターを墓地から蘇生できます。
手札コストでサイドラを捨てれば即座に墓地から蘇生でき展開の補助になるので、自身と蘇生したサイドラを素材にズィーガーを出したり、ランページを蘇生して攻撃回数を増やしたり、ノヴァを蘇生してエクストラからインフィニティを乗っけたりと状況に応じて仕事ができます。
ただ、蘇生効果を使った後は機械族しか出せなくなる制約がつくので注意が必要です。アナコンダが出せなくなるので、アナコンダを使う場合はネクステアの効果を使う前に出しておきましょう。
初動札というよりは展開の最後で使ったり、デュエルが長引いて墓地が肥えてきた時に真価を発揮するカードです。機械複製術に対応しているので3枚にしていますが、他の汎用を入れたりする場合の枚数調整はここになりそうです。
サイバー・ドラゴン・コア ×3
初動札。召喚権は基本的にこのカードに使いたいです。
エマージェンシー・サイバーとサイバー・リペア・プラントのサーチカード2種類、墓地から蘇生させるカードのサイバー・レヴ・システム、罠カードであるサイバネティック・オーバーフローを手札に持ってこれます。
持ってくることが多いのはリペアプラント。墓地にサイバー・ドラゴンが必要なリペアプラントですが、通常召喚したコアを素材に転生炎獣アルミラージをリンク召喚することで即座に条件を満たすことができます。
また、墓地から除外してデッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターを特殊召喚する効果も強力。ネクステアを特殊召喚して展開もできます。
こちらも機械複製術に対応。コア+機械複製術が手札にあると強いです。
サイバー・ドラゴン ×3
このカードは有名なので、ご存知の方も多いかもしれません。
相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、特殊召喚できます。
サポートが豊富でステータスも優秀なカードで、このデッキでは機械複製術から出てくることが多いです。戦闘要員、手札コスト、融合素材、エクシーズ素材、リンク素材…このデッキでは欠かせない存在です。
このカードはサイバー流のカテゴリには入っていませんが、相性の良さから採用されるケースが多いです。
手札から光属性を墓地に送ることで特殊召喚、「ギャラクシー」モンスターを手札に加えることができます。ここでサーチする「ギャラクシー」モンスターは同名も可能なため、サイバー流では特殊召喚して同名カードを手札に持ってくることになります。
機械族・レベル5のため、ノヴァのエクシーズ素材になれたり、ズィーガーのリンク素材になれます。
サイバー・リペア・プラントでサーチすることが可能です。
壊星壊獣ジズキエル ×1
相手モンスターをリリースして、相手フィールドに特殊召喚される変わったモンスターです。
主に厄介な制圧効果持ちのモンスターを除去するために使います。
相手フィールドに特殊召喚されたこいつはインフィニティで除去したり、フォートレスで除去しましょう。
光属性・機械族のため、こちらもサイバー・リペア・プラントでサーチできます。
灰流うらら ×3
原始生命態ニビル ×1
汎用カードのために説明は手短に。
うららは先行の展開を妨害するほか、自分の展開に投げられる増殖するGに対して撃てるのでやはり欲しい。
ニビルは後攻のドローで引いてしまっても銀河戦士もコストにできるので1枚だけ。トークンはプレアデスで除去しましょう。
採用率が高い増殖するGが入っていないことについてですが、シングル戦のマスターデュエルでは後攻のドローでGを引いた時に弱いことに加えて捲るカードに枠を割く都合でデッキに余裕がないこと、また展開系デッキでは墓穴の指名者と抹殺の使命者の採用率が高く、抹殺の指名者は現状3枚採用できるため、止められることも多そうなので採用は見送っています。あと、UR3枚が単純にキツい
〜メインデッキ(魔法・罠編)〜
機械複製術 ×3
サイバー流ではとんでもないパワーカードです。
ヘルツ、ネクステア、コアを対象にして発動すればデッキからサイドラが2体出てきます(先述の3体はフィールドでサイドラとして扱うため)。ここからエクシーズするなり、リンクするなり好きにできます。強い。
フィールド、墓地から除外して融合します。
出すのは大体ランページですが、墓地が肥えてきた終盤にキメラテック・オーバー・ドラゴンを出すとヤバい攻撃力になることも。
アナコンダで撃つことも多いですが、素引きしても非常に強力なため3枚です。
エマージェンシー・サイバー ×3
サイバー・リペア・プラント ×1
サーチカードです。
ノーコストで使えるけどサーチ範囲が狭いエマージェンシー・サイバー、墓地に準備が必要ですぐに使えない代わりにサーチ範囲が広いリペアプラント、と覚えておけばOKです。
ノーコストで使えるために初動が安定する前者を3枚、コアで必要な時に持ってくる後者を1枚としています。
サイバー・レヴ・システム ×1
サイバー流専用の墓地から蘇生させるカード。
展開の補助に使います。墓地でサイバー・ドラゴン扱いになるネクステアを蘇生させてネクステアの蘇生効果を起動させたり、破壊されたズィーガーを蘇生させたりと何かと便利なカードです。付与される破壊耐性はおまけ程度に。
コアで必要な時に持ってきましょう。
サイバネティック・オーバーフロー ×1
手札、墓地のレベルの違うサイバー・ドラゴンを除外し、除外した数だけ相手フィールドの罠を破壊できる罠カードです。
ヘルツとネクステアがレベル1、コアがレベル2、サイドラがレベル5のため、最大で3枚のカードを破壊できます。対象を取らない破壊なのも優秀です。
ヘルツ、ネクステア、コアは「フィールド・墓地でのみサイバー・ドラゴンとして扱う」ため、手札からコストとして除外は出来ないので注意。
なお、このカードが効果で破壊されて墓地に送られるとサイバー魔法をサーチできるおまけ付きです。
これもコアでサーチできるので、先攻でコアの効果のサーチに余裕があるのであれば持ってきて妨害を増やしましょう。後攻だとサーチ優先度は低め。
墓穴の指名者 ×2
ライトニング・ストーム ×2
禁じられた一滴 ×3
レッド・リブート ×1
汎用カード枠です。
後攻に寄せているので、先攻制圧盤面を捲るカードが多めですね。
レッド・リブートをメインから入れるのは意見が分かれそうですが、エルドリッチがかなり多いので採用しています。ライトニング・ストームを止めに来たカウンター罠に対して撃てたりすると強力です。
〜エクストラデッキ〜
キメラテック・ランページ・ドラゴン ×2
フィニッシャーです。
融合召喚成功時に相手の魔法・罠を破壊する効果、デッキから機械族を2枚まで墓地に送り、その数だけ攻撃回数を増やせます。つまり、3回攻撃が可能なモンスターです。
ステータスが低め(攻撃力2100)ですが、ズィーガーと合わせて使うことで、攻撃力4200の3回攻撃というトンデモ火力を出せます。これで相手のライフを消し飛ばしましょう。
なお、相手を倒しきれなかった場合もノヴァをはじめ、ランク5のエクシーズ素材になれるので、どこまでも器用なカードです。
キメラテック・オーバー・ドラゴン ×1
アニメでも活躍した1枚。
「エヴォリューション・レザルト・バースト、5連打ァ!」で有名なカードです。
墓地が機械族で肥えてきた終盤にオーバーロード・フュージョンで出すと攻撃力が10000を超えたりします。シンプルバ火力で上から殴るカード。
自分が遊戯王というコンテンツに触れたきっかけのカードでもあったり。どうでもいい
キメラテック・フォートレス・ドラゴン ×1
相手フィールドを含めた機械族を全て墓地に送ることができる、対機械族最強カード。
今の環境で最終盤面に機械族が残るデッキはあまりありませんが、相手モンスターの除去に使って相手フィールドに特殊召喚されたジズキエルを処理するカードとしても使えます。
召喚後はリンク素材などに使ってもよし、打点が高いなら殴ってもよしです。
キメラテック・メガフリート・ドラゴン ×1
こちらはエクストラモンスターゾーンにいるモンスターを墓地に送ることができるカード。
このカードの存在によって、エクストラモンスターゾーンのカードを主軸に戦うデッキ(閃刀姫等)にはかなり強く出ることができます。
ただ、「サイバー・ドラゴン」モンスターを見せた時点でこのカードを相手は警戒してくるので、相手の除去などを考慮してコイツを通しましょう。
召喚後は打点も高くはないので、リンク素材にするといいでしょう。
サイバー流では、融合召喚してこのカードを出すことはありません。
ノヴァが除去されて墓地に送られた場合、機械族の融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する効果があります。この効果で出すためだけの採用です。
ノヴァは強力なカードであるインフィニティへの布石のため、除去効果がノヴァに飛んでくることは少なくありません。出てくる機会は時々あります。
サイバー・ドラゴン・ノヴァ ×2
サイドラや銀河戦士を素材に召喚します。
墓地からサイバー・ドラゴンを蘇生する効果は展開に重宝しますし、打点を2100アップする効果も忘れてはいけません。ズィーガーと合わせれば攻撃力は6300になるので、高い攻撃力を持ち、耐性を持ったモンスターを倒すときには使う機会もあります。覚えておきましょう。
除去されて墓地に行くと機械族の融合モンスターを出せるほか、1ターンに一度、サイバー・ドラゴン・インフィニティを重ねることができます。
サイバー・ドラゴン・インフィニティ ×2
エースです。ノヴァに重ねてエクシーズ召喚できます。
相手の攻撃表示モンスターを吸収して自分のエクシーズ素材にする効果、カードの発動をなんでも無効にして破壊できる制圧効果を持ちます。
先攻では制圧盤面に貢献してくれることはもちろん、後攻でも相手の手札誘発を止めるために展開の途中で着地させたり、厄介な破壊耐性を持つモンスターを除去したり、予期せぬ妨害の事故をなくしてくれる頼れる存在です。
とりあえずこいつを立てておけば強い、それぐらいのカードです。
セイクリッド・プレアデス ×1
汎用のランク5ですね。
守備表示かつ破壊耐性持ちの除去やニビルトークンの除去に使います。
相手ターンでも使えるバウンスなので先攻で立てると強いですが、ネクステアの制約(機械族しか出せない)に引っかかって出し辛いので、先攻では後述のヴィマナが優先されることが多いです。
先史遺産ヴィマナ ×1
機械族のランク5で、ネクステアの墓地蘇生効果を使った後でも出せる制圧効果持ちです。先攻の盤面を厚くしてくれます。
後攻でも召喚回数の関係でニビルを撃たれても大丈夫(召喚・特殊召喚5回以内)なように出すこともしばしば。
もう一つの打点アップ効果はインフィニティも対象に取れるため、戦闘破壊から守れたりするかもしれない。
サイバー・ドラゴン・ズィーガー ×1
フィニッシュの時に使うカード。
フィールドの機械族モンスターの打点を2100アップできます。非常に相性がいいのがランページです。ランページを対象に取れば攻撃力4200の3回攻撃が行えるので、ゲームエンドまで持っていけます。
なお、打点アップ効果を使った後は「ズィーガーとの戦闘で発生する戦闘ダメージは0になる」のですが、ズィーガーで攻撃して壁モンスターを戦闘破壊することは可能です。ランページの攻撃を通しやすくしてあげましょう。
フィールド・墓地でサイバー・ドラゴンとして扱うためにサイバー・レヴ・システムで蘇生可能だったりしますが、サイバネティック・オーバーフローのコストとして除外はできないので注意(リンクモンスターはレベルを持たないため)。
転生炎獣アルミラージ ×1
通常召喚したヘルツ、ネクステア、コアを即座に墓地に送れるカード。
こうすることで、サイバー・リペア・プラントを発動する準備が整います。
先攻であれば盤面に残して制圧効果持ちのインフィニティなどに破壊耐性を付与してもいいですし、後攻ならアナコンダのリンク素材にするといいでしょう。
捕食植物ヴェルテ・アナコンダ ×1
ライフを2000払えば、デッキから擬似的に融合を撃つことができるカードです。
「融合が引けないまま決め手がなく負けてしまう」というサイバー流の課題を1枚で解決した、革命的カード。OCGでは嫌われてそうですが
このデッキで撃つカードはオーバーロード・フュージョン。ランページを出して勝負を決めます。
このカードを使うにあたって注意することが2点。
一つ目は、ネクステアの蘇生効果を使ってしまうとこのカードが出せなくなるということ。手札にオーバーロード・フュージョンがなく、このカードで融合する場合は最初の方に出すことを心がけるといいでしょう。
二つ目は、安易にこのカードの効果を使わないことです。アナコンダが強力なカードであることは有名なので、相手はこのカードのモンスター効果をなかなか通してくれないと思います。様々な展開をして相手の妨害を使い切らせたり、インフィニティを立ててアナコンダの効果の発動を邪魔されないように構え、安全を確認してから効果を使いましょう。
【デッキの動かし方】
ここからは、よく使う展開ルートを解説していきます。
サイバー流ではまず、「インフィニティを立てつつ8000打点を用意すること」を目指すといいでしょう。
○インフィニティを立てつつ8000打点を用意する展開方法
①銀河戦士+ヘルツ
の効果発動、手札からを捨てて特殊召喚
⇨、のサーチ効果をそれぞれ発動
⇨デッキから2枚目のとをサーチ
⇨2枚目のの効果発動、手札からを捨てて特殊召喚
⇨フィールドにいる2体のでをエクシーズ召喚
⇨の効果発動、墓地からを特殊召喚
⇨をに重ねてエクシーズ召喚
最終盤面=、+召喚権
「銀河ヘルツ」と呼ばれる、サイバー流の基本展開です。
召喚権を残しつつインフィニティを構えることに加え、効果モンスター(ここではサイドラ)を1体用意することができます。また合計の召喚回数はぴったり5回のため、原始生命態ニビルのケアも可能です。
残った召喚権で効果モンスターを通常召喚すれば、場にいると通常召喚したモンスターでアナコンダをリンク召喚し、その効果でランページを融合召喚できます。
これにてランページの攻撃力2100×3+インフィニティの攻撃力2500+アナコンダの攻撃力500=9300で相手のライフを削り切ることができます。
②コア+銀河戦士orヘルツ
を通常召喚、効果発動
⇨サイバー・リペア・プラントを手札に加える
⇨を素材に、をリンク召喚
⇨サイバー・リペア・プラントを発動、手札にない銀河戦士orヘルツを手札に加える
⇨①の「銀河ヘルツ」展開へ
⇨銀河ヘルツ展開後、の効果で出しておいたとを素材に、をリンク召喚
⇨の効果発動、オーバーロード・フュージョンをコピーしてを融合召喚
最終盤面=、、
ランページの攻撃力2100×3+インフィニティの攻撃力2500+アナコンダの攻撃力500=9300で相手のライフを削り切ることができます。
初手に銀河戦士やヘルツの片方がいる場合、コアや各種サーチ魔法でもう片方をサーチしましょう。
また、エマージェンシー・サイバーを握っている場合もヘルツとコアをサーチできるために実質同じカードを持っている、と言えます。初手に使って足りないカードを持ってきたり、カードが足りていても相手の誘発を消費させることができるかもしれないので、初手に撃つことをおすすめします(更なる展開が可能だったり、このターンで相手を削りきれなかった時に心強いネクステアを持ってくることが多い)。
③機械複製術に対応するサイバー+機械複製術
機械複製術に対応するサイバー(、、)を通常召喚
⇨サイバー(、、)を対象にして機械複製術を発動、デッキからを2体特殊召喚
⇨機械複製術に対応するサイバー(、、)を素材に、をリンク召喚
⇨フィールドにいる2体のでをエクシーズ召喚
⇨の効果発動、墓地からを特殊召喚
⇨をに重ねてエクシーズ召喚
⇨とを素材に、をリンク召喚
⇨の効果発動、オーバーロード・フュージョンをコピーしてを融合召喚
最終盤面=、、
ランページの攻撃力2100×3+インフィニティの攻撃力2500+アナコンダの攻撃力500=9300で相手のライフを削り切ることができます。
①〜③で見てきたように、インフィニティ+アナコンダを立ててしまえば8000打点を作ることが可能です。
しかし、相手の盤面がガラ空きという場面は少ないでしょう。
そんな時は、ズィーガーの出番です。
○ズィーガーを絡める展開方法
強力なのは①〜③の展開に加え、アナコンダの効果を使う前にネクステアを手札から特殊召喚して素材を揃えてズィーガーを立てる展開です。
④コア+銀河戦士+ヘルツ(+手札コストのモンスター1枚)
まず、①の銀河ヘルツ展開を行う
⇨を通常召喚、効果発動
⇨エマージェンシー・サイバーorサイバー・リペア・プラントをサーチ
⇨サーチした魔法を発動、をサーチ
⇨と、の効果で出しておいたを素材に、をリンク召喚
⇨手札のの効果発動、手札を捨てて特殊召喚して墓地からを蘇生
⇨とを素材に、をリンク召喚
⇨の効果発動、オーバーロード・フュージョンをコピーしてを融合召喚
最終盤面=、、、
ランページの攻撃力4200(ズィーガーの効果適用後)×3+インフィニティの攻撃力2500+アナコンダの攻撃力500=15600で相手のライフを削り切ることができます。
このように手札を4枚必要とするため、手札が良くないとここまでいけません。
オーバーロード・フュージョンを素引きすればアナコンダを出す必要がなくなるため、インフィニティの召喚を諦めることになりますがかなり楽になります。
⑤銀河戦士+ヘルツ+オーバーロード・フュージョン
の効果発動、手札からを捨てて特殊召喚
⇨、のサーチ効果をそれぞれ発動
⇨デッキから2枚目のとをサーチ
⇨2枚目のの効果発動、手札からを捨てて特殊召喚
⇨フィールドにいる2体のでをエクシーズ召喚
⇨の効果発動、墓地からを特殊召喚
⇨とを素材に、をリンク召喚
最終盤面=、
ランページの攻撃力4200(ズィーガーの効果適用後)×3=12600で相手のライフを削り切ることができます。
召喚権が余っているので、ネクステアを召喚して墓地からノヴァを蘇生すれば、蘇生したノヴァに重ねてインフィニティを出すことも可能です。
⑥自分フィールドに召喚可能な「サイバー・ドラゴン」モンスターが2体+オーバーロード・フュージョン
例:(相手フィールドにモンスターがいるので特殊召喚可)と
を特殊召喚
⇨を通常召喚
⇨とを素材に、をリンク召喚
最終盤面=、
ランページの攻撃力4200(ズィーガーの効果適用後)×3=12600で相手のライフを削り切ることができます。
一番シンプルな方法です。特殊召喚可能なネクステアを絡めてもOK。
「サイバー・ドラゴン」モンスターを2体並べられてかつオーバーロード・フュージョンがあれば1ターンキル圏内です。
○先攻展開
基本的に銀河ヘルツでインフィニティを立てておけばOKです。
手札が強い時の展開を紹介しておきます。
⑦コア+銀河戦士+ヘルツ+機械複製術
の効果発動、手札からを捨てて特殊召喚
⇨、のサーチ効果をそれぞれ発動
⇨デッキから2枚目のとをサーチ
⇨2枚目のの効果発動、手札からを捨てて特殊召喚
⇨フィールドにいる2体のでをエクシーズ召喚
⇨の効果発動、墓地からを特殊召喚
⇨をに重ねてエクシーズ召喚
⇨を通常召喚、効果発動
⇨サイバネティック・オーバーフローを手札に加える
⇨を対象にして機械複製術を発動、デッキからを2体特殊召喚
⇨を素材に、をリンク召喚
⇨2体のを素材に、をエクシーズ召喚
⇨サイバネティック・オーバーフローをセット
最終盤面=、、、オーバーフロー
ヴィマナでモンスター効果無効、インフィニティでカード効果無効破壊、オーバーフローで2枚選んで破壊
手札や状況(相手の増殖するG等)と相談してオーバーフローのサーチを別のカードにしたり、ヴィマナを諦めるなどしましょう。
【終わりに】
至らぬ点も多かったかと思いますが、長々とお付き合いいただきありがとうございました!
遊戯王マスターデュエルの盛り上がりが凄まじいこと、この機会に是非サイバー流を多くの方に触っていただきたいという思いからブログを執筆させていただきました。
実は、マスターデュエルではまだ未実装のカードの中に、サイバー流をサポートするカードも存在します。そのカードが実装されると、今回は採用できなかったサイバー・エンド・ドラゴンやパワー・ボンドといったアニメで活躍したカードたちも使いやすくなります。楽しみですね!
このブログからサイバー流が気になった、組んでみようかな、という方が出てきてくれると、嬉しい限りです!
一緒に脳筋火力で環境をぶち壊しましょう!